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オートガード施工 2004年12月
ガラスに車台番号を打刻(エッチング)して盗難を抑止するものですが、効果を含めて具体的なイメージがつかめず、W203 Club 関東支部でアドバイスを貰っていろいろ調べました。
はじめは綺麗に仕上がる薬剤のエッチングをお財布に優しいお店でお願いするつもりでしたが、W203 Club で頂いた「本来の目的からすればオートガードがお勧め」とのアドバイスをよぉ〜く考えた上で、お約束ということでオートガード本部と近所の施工店にメールで質問しました。 施工代金14700円(4箇所)とお世辞にも割安感がなく、仕上がりの美しさも今ひとつだと理解した上で、なお、打刻部分の薬剤による修復の困難さ、加盟店(自動車ガラス店)での情報の共有に盗難抑止の本来価値を感じて積極的にオートガードを選択しました。もちろん、セキュリティー対策の一貫ですから、予約して納車当日に施工しました。 実際の施工は、大東株式会社 渋谷店 でお願いしましたが、待つ事1時間程度、漸く試し打ちのガラスを見せて頂けました。なんだかずいぶんと時間が掛かっているなぁと思いつつ、一声かけて作業ピットを覗かせて頂いたのですがなんとびっくり、本当にしっかりと丁寧に施工して下さっています。 テープを貼って薬剤を塗るエッチングと異なり、サンドブラスター施工ですから施工部分が平面でないと打刻むらが出来やすいため、何度も何度もブラストボックス(小さな箱で車台番号の穴が空いているのだと思います)を実車にあてがいながら施工場所を確認します。結局リアガラス両端は曲率が強いため、安全策を取ってセンターに施工して頂くことになりました。 そして「砂が結構飛びますから」と言って、施工部分の周囲だけでなく広範囲にマスキングを行った上、さらにボンネット全体&トランク全体を布で覆って漸く下準備が整います。 施工部分にガイドシートを貼ってから、吸盤で治具を付け、ブラストボックスをしっかり当てます。ここからは2人がかりで、補助者がボックスをしっかり押さえて、施工者がブラスターで砂をシュッ、シューと吹き付けて1カ所完了。 実ブラスト時間は施工箇所当たり「ほんの数秒」ですが、張りつめた空気の中、息を殺しながら慎重に作業を進めて行きます。4カ所の施工が終わった後は、飛んだ砂を掃除機で(もちろんガラス面や塗装面からノズルを浮かして)ある程度吸い取ってからマスキングを剥がし、圧縮空気で施工部周辺を中心に車全体から残った粉を丁寧に落とします。ウエスで拭くのは施工部分周辺のガラスのみ、しかも、しっかりとガラスクリーナーの泡を吹き付けて、徹底的に擦らないように注意しています。 最後に、ステッカーを(貼らない様にお願いして)貰って終了ですが、全行程でたっぷり2時間かかりました。 どんなにブローしても砂(ガラス粉)は残っているので、(車を拭いたりワイパーを掛ける前に)コイン洗車等の高圧水で綺麗に流す事をお薦めします、と言われ、折悪しく雨が降りそうだったので、雨が降る前に急いで自宅に戻り、翌日ノンブラシ洗車を掛けました。 薬剤によるエッチング以上に、施工担当者の仕事の質で仕上がりが大きく左右されると痛感しましたが、大東(株)渋谷店の「瀬山さん」には本当に素晴らしいお仕事をして頂けたと感謝しています。よぉ〜く見ると左右のガラスでほんと微妙に位置が違ったりするのはご愛敬でしょう。14700円はお世辞にも割安感がないと書いたのですが、前言撤回。これは安い! 店舗自体は街の自動車ガラス屋さんと言った風情で、個人客より法人(修理工場)取引が主なのでしょう、小洒落た雰囲気とは全く無縁ですが、綺麗に片づけられたお店といいピットといい良い感じです。そしてなんと言っても施工をしてくれた瀬山さんの丁寧な仕事に納得&大満足でした。
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フロントウィンドウは運転席側、ガラスの縁の黒い部分に施工して頂きました。 |