【添加剤:ブレーキフルード】 2004年1月
手を出すのが恐ろしかったブレーキフルード用の添加剤ですが、盛り上がった勢いで GRP と同時に購入してみました。
一番怖い沸点の低下と各シール材への影響は無視出来るレベルだろうと言う判断はしっかりしました。ここさえ大きな問題がなければ、いざとなればブレーキフルードを入れ替えれば済むだろうとの腹くくりです。
個体差にもよるのかもしれませんが、C180K のブレーキフィールは途中までは制動力が殆ど立ち上がらず、結構奥まで踏み込んでから急速に制動力が立ち上がってくるため少々違和感を感じていました。途中までの制動力は、あれ?大したこと無いぞ、おいおい町中の緩い減速くらい奥まで踏み込まなくてもちゃんと減速(停止ではありません)してくれぃ、、と言う感じなんです。ブレーキに足を乗せていきなり制動力立ち上がらない(カックンブレーキ回避)事に違和感があると言うレベルとは全く違います、念のため。
GRP 製のブレーキ添加剤を添加する事での期待は
・洗浄効果が抜群との事なので、マスターシリンダーをはじめブレーキラインを新車の状態で長く維持出来ると良いな
・結果ブレーキラインの汚れ等によるブレーキフィールの経年変化(効きの劣化)を抑止出来ると良いな
・マスターシリンダーやキャリパー内のピストンの潤滑性が増す事で、踏込量が少ない部分でもう少しスムーズに制動力立ち上がりはじめないかな
と言う事でした。
所詮は添加剤、ブレーキパッドやローターを交換せずに「絶対的な制動力」や「踏力と制動力のバランス特性(基本的な性格)」に変化があるとは思えませんし、ブレーキホースもそのままですから当然ペダルストロークも変わりません。ペダルのタッチが多少違うような(少し固くなったかも?)気がするのは、プラシーボかフルード粘度の微妙な変化による物(誤差の範囲)だと考えています。
で、結局変化があったのか?ですが、ありましたぁ。微妙な変化ですが期待通り制動力がスムーズに立ち上がる様になり、一方で(絶対的な制動力がアップするわけではありませんから)途中からの制動力の急速な変化(盛り上がり)がやや少なく(遅く)感じる様になりました。もちろん、基本的な性格は同じですから、制動力がしっかり立ち上がった後のグッっと真綿で締め付ける様な素晴らしい制動力(しかもコントローラブル)にかわりはありません。その上で、街中での緩い減速が制動力が急速に立ち上がる奥まで踏み込まなくても出来る様になりました。
恐らく、マスターシリンダーやキャリパー内のピストンが多少スムーズに動く様になったと言うことかなと思います。試していませんが、フルブレーキをかけた場合に多少なりとも早めに制動力が立ち上がる良い影響があると思います。
添加前後でどちらが良いかは好みの問題かもしれませんが、素人的にはキャリパー内のシリンダー摺動(摩擦)でフィーリングを調整(途中から盛り上がる性格決め)する様な設計になっているとは考えづらい(当たりが付いたり、フルード次第で変化する)ので、本来の設計はパッドとローターで決まっているハズではないかな、だったら、スムーズにピストンが動く方が良い(設計通り?)かな、と考えています。
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コメント:
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絶対的な制動力、基本的な性格は変わりませんが、ペダル踏込量が大きくない部分での緩い減速がしやすくなりました。洗浄効果による綺麗なブレーキラインの維持については現時点では何とも言えません。 |
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