【純正部品を推奨します】 2015年12月

203は丈夫デス」で故障修理、「基本整備とDIYのススメ」で定期交換部品、「+αの無駄整備」と話を繋いできましたが、故障修理、消耗部品・油脂類の定期交換、予防整備に共通して大切なことがあります。それは「(原則として)純正部品を使う」こと。

別に(信頼を寄せる) mac10 のお先棒を担ぐつもりはありませんし、社外品が全てダメだとも言いません。私自身も社外品を(一部)使っていますが、あくまでも純正が基本。限られた条件下で社外品を使う(リスクとコストのバランス)メリットが出てくると思います。

低ダストブレーキパッド、ドリルドローター、ステンレスブレーキホース等、純正に無い機能やファッションを求める場合は(自己責任で)積極的に社外品を選べば良いでしょう。但し、大抵は純正より高いのでコストメリットはありませんケド。(汗)

私は、抗ウイルス・アレル物質抑制機能、抗菌・防カビ機能を謳うBOSCH のキャビンフィルタープレミアムを積極的に選びましたが、お値段が純正より安くない割にヒダの数が少ない(フィルター面積が狭)く、長期無交換(&悪環境)による目詰まり耐性は純正に劣ると思います。

手近な所だと KNECHT や MANN のオイルフィルター。どちらもドイツ車の純正フィルター類を供給しており、整備工場での選定実績も申し分ありません。でも、純正と比べて付属Oリングが少々硬めで(シール性ではなく)作業性が少し劣ります。

フィルター類以外にも、エンジン&デフオイル、スパークプラグ辺りは定番の社外品なので、一流ブランドの中から好みのモノを選べば良いでしょう。:)

迷うのは修理(&予防整備)の時の機能部品。社外品が出ていない場合は迷う事はありませんが、価格に惹かれて社外品に目が行きがちなのが人情というモノ。ただ、社外品こそ厳しく目利きして選ばないといけないのが悩ましい所デス。

純正品と社外品の差は機能と品質(初期不良率、故障率、機能&精度、信頼性、耐久性)ですが、一部の社外品はショートパーツが不足したり(不要なショートパーツが付属する場合も)、精度の問題で普通に(サクッと)取付られない場合すらあります。

超有名ショップで古くから見かける定番の社外品でも私は選ばない(大丈夫だと判断が付かない)モノもあります。知らないメーカーが NG とは限りませんが、有名所だから◎という訳でもないのが悩ましい所。

故に社外品は入庫する整備工場で実績のある(工場推奨の)モノに限ると考えます。良し悪しの判断基準は経験値の積み重ねとして●●ならOK、▲▲はNGという知見が溜まっていきますので、工場(メカニック)によって推奨出来る社外品の判断が違う場合もありますから。

私の場合、高田工場長に引いて頂いた(工場長推奨の)フューエルレベルセンサー(BOSCH)、リザーバータンク(BEHR)以外は自分なりに調べて判断が付かず、OEM供給レベルの超一流メーカー品を選んだ結果、純正と10〜20%しか価格差(高額パーツではなく差額は少ししか)ありませんでした。

通販だと純正部品でも初期不良を含めて保証がまず付きませんし、不具合発生時に作業ミスか初期不良の切り分けが困難ですから、特にDIYの場合は(機能部品は)純正を強く勧めます。

同様の理由から持込可能な工場と付き合う場合は純正部品が基本。また、工場で社外品を推奨して貰う(工場の知見を仰ぐ)なら、その工場で引いて貰うのが仁義というモノではないでしょうか。

言わずもがなですが、工場に部品と整備を一緒に頼めば初期不良対応をしっかりして貰えますが、持込の場合の不具合(部品+再整備工賃)は自己責任・負担となりますから、その面からも通販購入の社外品(持込、DIY)はコストメリット以上にリスクが大きいと考える次第。

もし通販で社外品を選択する場合は実店舗があるか SpeedJapan の様に実績がある所で購入することで、リスクを下げる工夫も大切。私は社外優良品と表示(メーカー非開示)の所を一切信用しません。

まぁ、コスト&リスク許容量は人それぞれですから、ご意見はいろいろあろうかと思いますが、私の信ずる所(感覚値)を書き散らした次第です。。。(汗)

 
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